株式会社 明和製作所

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NEW! 生産進捗管理 ITシステム Update

2026.05.25

今年の5月前半は全国的に高温傾向ながら好天が続きましたが、連休は有意義に過ごされましたでしょうか? 5月後半にかけて福岡では曇りや雨が増えて、初夏のような蒸し暑い日が多くなり梅雨の走りのような感じですね。

弊社では社内規定で5/20からクールビズ&冷房使用許可開始となっています。

生産管理システムに関しては、早いもので4年ぶりの執筆となります。

以前のブログにて生産進捗管理 ITシステム導入という記事の最後に『実際に生産進捗のリアルタイム入力を活用した取組みは始まったばかりで、現在は生産管理システムの標準画面で入力していますが、今後は現場作業者の意見を反映しながら更に現場作業が効率的に行えるように現場管理用画面等を新設して更なる生産性向上を目指していきます。まだまだ世間で言われるIoTスマート工場には程遠い状況ですが、今回の組立工程を中心とした進捗管理システム導入を契機に、今後は現場参照図面や作業指示書、品質管理などのデジタル化、業務合理化を自分たちのペースで全工場に進めて行く事を計画しています。』と書かせていただきましたが、今回はその後の進捗ご報告となります。

4年経つとこのような取り組みで使われるキーワードも世間では IoT ⇒ DX ⇒ AXと進化(??)してきていますが、世間の流行りに乗ることなく自分たちのペースで(芝刈りロボのような歩みではありますが。。)改善を進めています。

弊社では長年、調達・生産・営業出荷管理に「電脳工場」という標準パッケージを使用してきていますが、そのままでは使いにくい部分に最小限のカスタマイズを入れており、今回の取り組みもその一環になります。(カスタマイズ以前の話として各種レポートや帳票出力等はEUCにて対応しています。)

1.進捗入力タブレット専用画面の作成

当初は電脳工場の標準画面からの入力でスタートしましたが、翌年にはタブレット専用画面を作成し、作業者によるリアルタイムでの実績入力を容易にすると共に、電脳工場のライセンス数に関わらず入力ができるようになりました。バーコードスキャンでほとんどの入力は完了します。

その後Windows11更新56台と同期して、タブレットも更新増強し現在は21台となりました。

合わせて77台という全従業員数80名(うち製造部60名)に近い数のPCが社内で稼働しています。

2. 専用進捗画面の追加と大画面ディスプレイの現場設置

電脳工場に「製番工程進捗照会」を追加しました。今回の取組み以前から電脳工場には標準でガントチャートが用意されているのですが、製番順である事と作業者の見たい情報が必ずしも表示されないという不満があり、弊社の月次の工程表(組立生産計画)がそのまま表示され、弊社の工程グループ単位(調達部材、機械1、機械2、巻線)の作業進捗を最終工程である組立作業者が一覧で見られるようにしました。

下記の写真のホワイトボードに貼付してある、使い慣れた紙の工程表がそのままデジタル化されたようなイメージで、現場作業者が抵抗なく活用できるように工夫しています。

[製番工程進捗全景]

[製番工程進捗画面]

[製番及びガントチャート部]

受注製番を生産計画順に並べて組立工数に応じてガントチャートとして表示しています。社内の機械加工部門、巻線部門はこの組立予定日時に応じてそれぞれの機種の部材加工、巻線加工等を完了するように各部門で、夫々の工程計画を作成して作業工程管理をしています。

[部材工程進捗表示部]

機械加工、巻線加工各部門で作成した工程計画の進捗状況をリアルタイムで表示する部分です。工程進捗はタブレットPCを使用して各担当者が作業終了次第即時入力し、その結果がこの画面で一覧表示されます。各部材の進捗状況はパーセント表示され進捗に応じて色替がされて完了状況が一目で確認できます。組立工程では全体の各部材の完了状況を確認して組立日程を調整します。管理部門では工程全般での問題点を把握して、工程管理に役立てています。

[連絡事項コメント(品証通知「3H+FC」)表示部]

さらに、従来からこれも紙ベースで「品証通知」として行っていた「3H+FC」の注意事項を進捗画面に表示できるようにしました。

「3H+FC」については以前の下記のブログをご参照下さい。その中でも『今後は品証通知やポイントシートがリアルタイムで現場作業者の手元のタブレット端末に表示され、作業者からのフィードバックも得るような仕組みの導入も検討しています。』と書いていましたが、ようやく実現しつつあります!

当社の品質への取組みについて

最後に

今回の進捗管理モニターの現場設置で、当初から構想していた『生産管理関係のスタッフだけでなく、現場作業者も随時端末を活用して、作業完了時にその場でリアルタイムに報告・参照できるしくみ』がようやくほぼ実現しました。

現在はまだ紙の工程表も併用し、週一回の工程会議によるフェース・トゥ・フェースでの進捗確認も継続していますが、徐々に内容が変化してきています。以前は各工程に足を運ばない限り、会議の場で初めて進捗が判明していたのが、現在は5分ごとにリアルタイムで表示されていますので、会議の場では進捗確認はさっと済ませ、課題へのアクションの打合せに重点がシフトしつつあります。

今後は大画面設置数を増やすと共に、図面の表示や標準作業指示動画システムの導入、AI目視検査などを検討しています。また数年後にご報告できればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。 written by I.T.O.

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