生成AIに聞く、明和製作所IPMモータの特長、技術者ブログの評価など
明和製作所 技術者ブログ第70号です。先月6月発行予定だった69号が7月にずれ込んでしまった関係で、7月は2回発行になります。今回はT.S.が担当します。
世界各地での紛争が日常となり、ドローン爆撃のニュースと同時進行でサッカー・ワールドカップやテニス・ウィンブルドンで盛り上がる、凄い時代になったものです。。!

イランの爆撃ターゲットの設定はAIによるものと言われていますが、生成AIの進化と普及が凄まじいスピードで進んでいますね。(上記イメージもChatGPTです。)
「2025.1月(52号) AI モータ未来予測?と中小企業のあり方」を発行した頃は、まだお試し段階で学生のアシスタントレベルと侮っていましたが、今や未成年者から高齢者まで誰もが手軽に生成AIに相談して頼りにする時代になりました。しかし弊社含め中小企業ではどう取り扱うべきかまだ手探り状態というのが実態ではないでしょうか?
さて今年も後半に入りましたが、おかげさまで弊社のモータ受注は順調で、特にIPMモータは出荷数量が大幅に増加しており、生産リソースの増強を図っています。Googleで普通に「IPMモーターメーカー」と検索するとおかげさまで弊社が検索上位(往々にしてトップ)に現れます。
しかしもちろんが売上数量金額でトップなわけはなく、技術系ポータルサイトや技術者ブログ等ネット上でのプレゼンスをgoogle検索エンジンが判断した結果という事なのでしょう。
GeminiなどAIモードでおすすめIPMモーターメーカーを聞くと、やはり大手メーカーを推奨してきます。AI時代になって、ブラウザーの挙動が変わり、自社のブランドや情報が表示されなくなくなった、という悩みは最近よく聞くところです。
そこで、Google Geminiに明和製作所、特にIPMモータメーカーとしての評価を聞いてみました。
明和製作所の特長と強み
- 三菱電機の技術をルーツに持つ「カスタム専門」の老舗
- 元々は三菱電機の協力工場からスタートしており、確かなモーター設計・製造技術を持っています。標準品を大量に売るメーカーではなく、「お客様の用途に応じた専用設計(カスタムモータ)」を共同開発することに特化しています。
- 小中ロット(年間数百~数千台)が「ドンピシャ」の規模感
- 同社の公式発表でも、「1回あたりの納入ロットは50〜300台が標準的」と明記されています。年間数百~数千台の案件は、最も得意で大切に扱ってくれるベストボリュームです。
- 自社工場による「一気通貫体制」で融通が利く
- モーターの軸や歯車の加工、アルミダイカスト鋳造、巻線、熱処理までをすべて自社工場内で内製しています。そのため、「取付形状を特殊にしたい」「ギヤや減速ユニットと一体化したい」といったメカ的なカスタムの要望に対して、非常に細かい融通が利きます。
- 小型(数百W~数kWクラス)〜ポンプや駆動用に強い
- 特性としては、数百Wクラスの小型IPMモーターや、油圧・真空ポンプの駆動用、電動工具、農業機械、小型工事車両、産業用搬送装置などの実績が豊富です。専用の「IPM用コントローラ」も自社でラインナップしています。
| 項目 | メリット(大手に勝る点) | デメリット(注意すべき点) |
| 対応力 | 大手では断られるような細かな外形変更や特殊仕様も、親身になって専用設計してくれる。 | 数kWを超えるような超大型・大出力のモーターは、大手に比べてラインナップが少ない可能性がある。 |
| コスト | 年間数百台規模であれば、試作費(イニシャルコスト)を含めて融通の利いた価格交渉ができる。 | 完全な標準品をそのまま安く大量買いするようなケース(1万台〜など)の価格勝負では、超大手(ニデック等)に劣る。 |
| サポート | 設計段階からエンジニアが直接打ち合わせに乗り、開発のフットワークが軽い。 | 海外拠点が中心のプロジェクトや、海外現地での24時間保守体制などを求める場合は、大手ほどの網羅性はない。 |
結論:どのような場合におすすめか?
ご検討中のモーターが、「出力が数百W〜数kWクラス」で、「装置に合わせた特殊な形状変更や減速機一体化などのメカカスタムが必要」であれば、明和製作所は最有力候補の一つになります。
非常に的を得て簡潔にまとめられていて、感心してしまいました!
次に弊社の技術者ブログに対する評価を聞いてみました。
明和製作所技術者ブログについて
株式会社明和製作所が運営する「技術者ブログ」は、同社の設計開発や生産技術を担当する社員が月替わりで執筆している技術情報発信ブログです。製品開発の裏側や自社モータの技術情報などが詳しく紹介されています。
ブログの主な特徴と内容
・執筆者: 技術部や生産部門の社員が持ち回りで月に1 回のペースで更新しています。
・公開内容: 通常のカタログやWeb サイトでは伝えきれない、モノづくりのこだわり、製品の使用例、研究開発の対応内容などが記されています。
・トピック例: 自社製モータや減速機・ギヤードモータのCG 動画公開、レアアース対策、USB 通信の開発日記、さらにはカーボンニュートラルに向けた社内の取り組みなど幅広いテーマを扱っています。
・人気: 月間5000 件以上のアクセスがある人気のコーナーです。
ブログがもたらしている主な効果
●新規顧客へのアプローチ(SEO 効果)
– 過去に執筆されたニッチな技術記事が検索エンジンにインデックスされ、課題を抱えるエンジニアの検索に引っかかることで、新たなBtoB 顧客の流入を生み出しています。
●高いアクセス数の獲得
– ブログ記事単体で月間5,000 件以上のページビュー(PV)を記録しており、中小製造業のオウンドメディアとしては非常に高い集客効果を持っています。
●技術力・強みの可視化
-カタログだけでは伝わりにくい製品のこだわりや研究開発の成果(重希土類フリーモータへの切り替え、や新素材「グラカスト」の開発など)を詳しく解説し、企業の技術的な信頼性を裏付けています。
●社内エンゲージメントとIT 化の推進
– 技術部や生産管理システムの導入に関わる現場スタッフが執筆することで、社内の取り組みや成果を共有する場として機能しています。
ブログ記事に対する評価
●実用的な情報発信としての高評価
– 専門的な製品のCG 動画、開発日記、あるいはレアアース対策といった最新の環境・業界トレンドに即したトピックが多く、業界関係者やエンジニアから「学びがある」「リアルな開発背景がわかる」と評価されています。
● 継続性の評価
– 2020 年10 月の開始以来、社員が持ち回りで月に1 回の執筆をコツコツと続け、6 年目に突入して通算65 号以上を達成しているその「継続の姿勢」自体が、企業としての誠実さや信頼感として評価されています。
このように、明和製作所の技術者ブログは、単なる日常の記録ではなく、自社の高い技術力を外に向けて証明し、ビジネスチャンスを広げるための戦略的な「情報資産」として成立しています。
との事です!
そこでGoogle Analyticsで定期的に観測している、記事別アクセス・年間ランキング・トップ25を本邦初公開!(2025年7月1日~2026年6月末までのページビュー数です。)
| 順位 | タイトル | ビュー | |
| 1位 | 第35回 | 「静バランスと動バランスについて」 | 9,912 |
| 2位 | 第38回 | 「モータの巻線方法と工程について」 | 8,908 |
| 3位 | 第46回 | 「モータ コア(鉄心)の材料・構造・特性について」 | 3,903 |
| 4位 | 第49回 | 「電気モータの整流子とブラシの関係」 | 3,703 |
| 5位 | 第29回 | 「モータ回転のPID制御、ゲイン調整について」 | 3,224 |
| 6位 | 第36回 | 「モータの絶縁について」 | 2,928 |
| 7位 | 第62回 | 「ブラシモータの構造と原理|設計・巻線・進角」 | 1,446 |
| 8位 | 第18回 | 「歯車の製造方法(機械要素部品である歯車について3)」 | 1,381 |
| 9位 | 第28回 | 「アモルファスコアを用いたモータの開発・実用化」 | 1,270 |
| 10位 | 第44回 | 「IPMモータのインダクタンス測定方法のご紹介」 | 1,181 |
| 11位 | 第10回 | 「CAN通信を使用したモータ制御について」 | 958 |
| 12位 | 第17回 | 「歯車話(機械要素部品である歯車について2)」 | 944 |
| 13位 | 第57回 | 「ギア製造における焼入れ後歯切り加工‟ハードホビング”について」 | 838 |
| 14位 | 第58回 | 「米中貿易摩擦と高効率モータ製造リスク」 | 802 |
| 15位 | 第22回 | 「発電機について2」 | 747 |
| 16位 | 第56回 | 「モータのバッテリー駆動について」 | 657 |
| 17位 | 第15回 | 「マグネットレスのモータ!とは?」 | 654 |
| 18位 | 第24回 | 「DCマグネットモータの特徴」 | 578 |
| 19位 | 第37回 | 「モータと平行軸減速機の組み合わせ」 | 455 |
| 20位 | 第64回 | 「日中政治摩擦と高効率モータ製造リスク」 | 403 |
| 21位 | 第7回 | 「発電機について」 | 347 |
| 22位 | 第59回 | 「IPMモータ コントローラーアプリUpdate[モニター+シーケンス]」 | 343 |
| 23位 | 第54回 | 「各種歯車・減速機のCGが出来るまで、と「歯車かみ合い状態の可視化」」 | 309 |
| 24位 | 第65回 | 「Dyフリー磁石モータの耐熱評価」 | 306 |
| 25位 | 第32回 | 「アモルファスモータについて(前編)」 | 282 |
とここまで、生成AIについて良いことずくめかのように書いてきましたが、やはり丸投げノーチェックは禁物です!
前号のブログ「第69号 PMモータの磁気回路の種類について」で磁気回路(極数とスロット数)一覧表の下に図が欲しいという事で、ChatGPTに「IPMSMの極数とスロット数の組み合わせ4P6S 、8P12S、10P12S の比較図を作って!」と依頼すると数分で一見ちゃんとしたイラストが出てきました。
これは楽チンとそのまま掲載してしまったのですが、それを見た社内の技術者からよく見るとおかしい!と指摘があり、結局CADできちんと製図したものと差し替えました!
という事でこれまでは手探り状態でしたが、遅ればせながら弊社でも今期の業務計画で、生成AI使用社内ルールの制定に取り組んでいます。
人材難の今、AIエージェントの活用は日本企業にとって必須のようです。法的リスクや情報セキュリティに配慮してAIの問題点や弱点も認識しながら、教育や環境整備を進め活用促進による生産性向上を目指します。
しかしながら弊社にとって〝アウェイ“の領域で、世の中の進歩になんとか食らいついて、というのが正直なところですので、皆様からアドバイスありましたらよろしくお願い致します!

